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平成30年度 入学式 学長式辞2018年4月 5日

学長式辞.jpg 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。またご家族の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。またお忙しいところ、ご臨席いただきましたご来賓の皆様に厚くお礼を申し上げます。

 

皆さんが入学されました我が藍野大学短期大学部には看護師養成コースとして准看護師を対象とする第一看護学科、高校卒業者を対象とする第二看護学科、保健師養成コースとして専攻科を設けております。それぞれの道で、ぜひ勉学に励んで頂きたいと思います。

 

さて、この藍野大学短期大学部に入学された皆さんにまず我が校の建学の精神であり、教育理念でもある「病める人々を医やすばかりでなく慰めるために」を紹介したいと思います。すなわち、身体的治療のみならず、患者さんに寄り添い、患者さんが真に安心できるケアを提供できる医療人を育成することを目指しております。この教育理念はあらゆる医療人が心がけなければならない目標であり、医療の基本を示す精神であるといえます。

 

しかしこの崇高な理念を実現することは、一朝一夕にできることではありません。そのためには具体的な教育目標を立て、それに向けて日々努力、精進することが必要です。

そこで昨年より藍野大学短期大学部の教育スローガンを掲げることに致しました。それは

「強い信念と柔らかな心」です。

強い信念とは国家試験に合格して必ず看護師、保健師になるという強い気持ちであり、同時に学生時代のみならず、生涯にわたり確かな知識と技術の習得を怠らないという強い思いのことを意味しています。

看護師や保健師は今、最も社会で必要とされている職業の一つであり、子どもたちにとって憧れの職業でもあります。だからこそ、新入生の皆さんには温かい応援のみならず常に社会の厳しい視線が注がれていることを忘れてはいけません。そのためにも強い信念を持ち続けることは非常に大切なことです。

 もう一つの柔らかな心とは、自己中心的に物事を考えるのではなく、相手の声に耳を傾け、そしてその心に思いを馳せることができる柔軟性を持った心のことです。

 私自身、自分の家族の死や病気を経験して実感したことですが、患者さんやその家族は常に心の中に大きな不安を抱えています。そこで切実に医療人に望まれることが、患者さんや家族に寄り添うということです。しかし「寄り添う」ことほど難しいことはありません。形だけ寄り添うポーズをとっても敏感な心を持った患者さんや家族にはすぐ分かってしまいます。真に寄り添うためには、患者さんや家族の声に耳を傾けそして心に思いを馳せる柔らかな心を養うことが非常に大切です。柔らかな心を養うためには、何より実習という臨床現場での患者さんとの直接の出会いや触れ合いを大切にしていただきたいと思います。

 

 短期大学部の学びを通して色々なことに挑戦し、自分を磨いてください。そして「強い信念と柔らかな心」を併せ持った医療人を目指していきましょう。

 

 以上をもちまして私の式辞とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。

 

 平成三十年四月四日

 藍野大学短期大学部 

   佐々木 惠雲

 

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